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菖蒲湯
6階 5月行事
菖蒲の葉(生花と乾燥物)2種類を準備して湯船に浮かべて、香りと季節感を楽しんで頂きました。
菖蒲湯とは?意味や由来
菖蒲湯は、菖蒲というサトイモ科の植物の葉を入れたお湯に入る風習のことを言います。
古代中国では、刀のような葉の形や独特の匂いを放つ菖蒲の葉には、邪気を祓う力があると考えられており、門に吊るしたり、お酒に浸して飲んで厄払いをしていました。
中国では端午の日に厄払いをする行事(端午の節句)を行っていたのですが、その際にも菖蒲を使っていたと言われています。
端午の節句が平安時代に日本に伝わり宮中行事として執り行われるようになると、菖蒲を身につけたり、丸めて飾って厄払いをしていたと言われています。
室町、鎌倉時代になると武家社会が中心の世の中となり、宮中行事としての端午の節句が廃れていく一方で、武士の間では欠かせない行事となり定着していき、菖蒲が「尚武」や「勝負」に通じることから、武士の中では縁起物として扱われ、男の子の誕生や成長、出世への願いを象徴するものへとなりました。
さらに江戸時代には、庶民にも端午の節句が浸透し、銭湯で菖蒲湯が行われるようになったと言われています。
菖蒲湯の効能・効果は?
菖蒲は薬草として使われていたことから、お湯に成分が染み出た菖蒲湯には様々な効果が期待できると言われています。
菖蒲湯の効果に関わる主な成分は、精油成分のアザロンとオイゲノール。
菖蒲独特の匂いの成分となっているだけではなく、血行促進や疲労回復の効果があり、冷え性の解消や肩こり、腰痛の改善の効果があると言われています。
また、菖蒲の匂いにはリラックス作用があるため、お風呂にゆっくり浸かることで自律神経のバランスを整え、ストレスの緩和などにも役立ちます。
(インターネットより引用)